英語が
『できない・読めない・抵抗感がありまくる!』
という人はだいたい何から手をつけていいのか分からない状態になっています。
これから紹介する勉強のフローといまの学力とを照らし合わせて、
今何をやるべきか明確にさせましょう!
一つ一つについて説明したいことがたくさんあるのですが、そうなると研究レポートなみに分厚くなるので簡潔にまとめていきます!
参考書は特にオススメしたいものに絞ってご紹介しますね。
1.基礎を固める
①単語
単語は英語の中で最も大切です。
核、土台、柱など様々な表現をされますが
どれも的を射ていると感じます。
とりあえず1冊に決めて繰り返し学習しましょう。
②文法
最初からネクステやヴィンテージなどの問題集に手をつけても頭に入ってきません。
まずはどんな文法があるのか、それぞれの説明や解説が詳しいものを利用しましょう。
案外、学校のワークもしくは塾や予備校に通っている方はお手持ちのテキストが参考になるかもしれません。
②熟語
後回しにしがちですが、早いうちに取り組むべきです。
単語や文法が完璧でも英語ならではの表現が理解出来ていなければ長文、文法問題それぞれ次のステップに進めません。
・
・
はじめから基礎を完璧にしようと思わなくて大丈夫です。
基礎と言っても、入試直前の休み時間まで単語は詰め込むものなので
現段階ではどういうものがあるのかが理解できればOK
今後演習に入っていく時に
あー!これ前にやったな!
と思えるような学習をしましょう。
長文などにまだ取り組んでいないので、
単語1日200個・文法1日4単元
など早いペースでまわしていってください。
短期間で何度も同じものにであえば長期記憶に繋がります。
だんだんと周回ペースが早くなるはずです。
他の学習をはじめても同程度かそれ以上のペースで毎日基礎学習に取り組めるような土台作りを意識しましょう。
2.英文に慣れる
①文構造、英文解釈
単文を用いて文構造の理解を深めましょう。
まずSVOCからはじめます。 そこから少しずつ接続詞や関係代名詞などが用いられた複雑な文を理解するようにしましょう。
英文解釈は下記のシリーズがとにかく優秀です。
あとにも少し述べますが、これで扱った英文を耳で聞き、声に出して理解して自分の中の英文のストックにしていきましょう。
この参考書は全受験生に本気でオススメしたいですね。
②瞬間翻訳
つまりは今後の速読、英語脳に向けた学習です。
文を読みながらすぐに意味を理解する練習をしましょう。
おしりから訳していくのではありません。
例えば
I enjoyed playing the guitar with Tom yesterday.
という英文があったときに
私は昨日トムと一緒にギターの演奏を楽しみました。
という綺麗な日本語にするのではなく
私は、楽しんだ、ギターの演奏、トムと、昨日。
というように前から順に訳していきます。
そして、わざわざ日本語にせずともこの程度の文章であれば英語を英語のまま何となく意味が理解できるでしょう。
これが英語脳です。
少しずつ英語脳で文章を理解できるようにしていきましょうね。
頭の中ですぐにできるのであればそれで良いですが、オススメは音読です。
口に出して読みつつ頭の中で同じペースで意味を理解しましょう。
この学習に用いる英文は
ご持参の単語帳に単文があればそれでも良いですし、英文解釈と同じ文を使ってもかまいません。
だんだんと長い文章にも挑戦していきましょう。
・
・
このあたりから、扱った文章は毎回音読をしましょう。
先程も述べたように口に出しながら一瞬で意味を理解できるようにするのです。
きっちり日本語の文章にしなくても大丈夫。
英語のまま理解できるならばそれが最も良いです。
自分自身の中に理解出来る英語のストックを
どんどん溜めていくイメージです。
3.実践
①長文
必ず1日1題以上行ってください。
取り組んだ長文を無駄にしないように
- 出てきた中で分からない単語は全てメモする
- 日本語訳を読む
- 5回音読をする
など、次同じ文章が出てきた時に
内容が理解出来て問題も全て解けるようにしておきましょう。
②文法
このあたりからヴィンテージやネクステ、英頻のような網羅系文法問題集に取り組みましょう。
私は高3のゴールデンウィークからネクステをはじめて、入試までに8周しました。
(スタートはかなり遅かったと感じています)
まずはこの1ヶ月で1周するぞ!と目標を決めてから逆算し1日何ページか考えて取り組みましょう。
だんだんとわかる問題も増え、周回ペースが早くなっていきます。
③整序英作文
整序英作文いわゆる並べ替えは、私が少しだけ通った河合塾の先生にオススメされて私も勉強に取り入れました。
これがめちゃくちゃ良いんです!!
並べ替えに特化した問題集で学習する方ってなかなかいないと思うんですけどいい事ばかりです。
- 文法の勉強になる
- 構文の勉強になる
- 並べ替えは100%得点できるようになる
などなど総合的に見て良い事しかありません。
私が先生に教わって周回した参考書はこちら
少し古い本なので、本屋さんでは売ってないこともあります😢
インターネットで買うのが確実です!
まずはレベル1を何周か、次にレベル2を含めて何周か。余裕があれば次の難しい問題に取り組んでも良いと思います。
整序英作文はMARCH以上の大学で超頻出です。一朝一夕で身につくものではありませんから、絶対に早いうちから対策しましょう。
4.過去問
過去問は早いうちに取り組むべきです。
もし高校1~2年生のうちにそれなりに学習を進めてきたのならば3年生になったタイミングで。
3年生になってから焦り始めた方でも夏休みに入ってすぐのタイミングで。
過去問は長文に慣れてから…
もう少し文法身につけてから…
そんなことを言っていたら入試本番まで過去問に手をつけられません。
得点率など気にしなくて大丈夫です。
第一志望の大学・学部の問題は
✔︎どういう傾向なのか
✔︎現状と目標はどれほど距離があるのか
を測ります。
何事も、ゴール(目標)が設定されていなければ筋道はたてられませんよね。
目標を鮮明に明瞭に確認してから、計画を立てて効率よく勉強していきましょう。
5.実践(再び)
過去問演習をもとに、再びカリキュラムを練り直して学習を進めていきます。
詰め詰めで勉強している受験生だとしても、夏休みにはこの段階に入っていたいですね。
この段階で何をやるかは正直人によって異なりますが、基本的には長文の方が多いはずです。+αで英作文や日本語訳など自分の苦手なものや志望校で頻出の問題に取り組んでいきましょう。
さいごに
英語の学習は、闇雲に手をつければいいという訳ではありません。
何もわからない状態で長文を解き始めても
わからないことばかり、何がわからないのかわからない状態になってパニックになります。
落ち着いて、順序立てて学習に取り組みましょう。
英語がさっぱりの人も大丈夫!
日本人なのですから最初はさっぱりです。
とにかく今からできることに対して全力で駆け抜けましょう!
消し子